STEM教育、STEAM教育 、STREAM教育とは?~簡単な説明と今後の展望~

知識

最近、聞くようになったSTREAM教育ついて簡単に解説すると、『各教科の知識を統合させ、多角的な能力を引き出し、社会の問題発見・解決、価値の創造を行っていける人材を育てるための、教科横断的な教育』の事です。

STEM教育、STEAM教育 、STREAM教育の違い

STEM(ステム)教育とは

STEM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字を取ったもので、これらの分野を統合的に取り入れた教育のことです。

学生が実践的な問題解決能力創造力を培うことを重視し、科学や技術の基礎知識とともに、応用的なスキルや思考力を育てることを目指して各教科横断的な教育としていこうと、1990年代アメリカで考えだされました。

STEAM(スティーム)教育とは

STEAM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)にArts(デザイン・感性等)を加えて頭文字を取ったもので、これらの分野を融合した教育のことを指します。

STREAM(ストリーム)教育とは

STEAM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)、Arts(デザイン・感性等)にRobotics(ロボット工学)等を加えて頭文字を取ったもので、これらの分野を融合した教育のことを指します。

Rの部分についてはRobotics(ロボット工学)以外にもReading(読解力)などと別の意味で定義されることもあります。

ArtsRoboticsの部分は各国様々な見解があり、芸術,⽂化,⽣活,経済,法律,政治,倫理、環境等を含めた広い範囲で定義されているところもあります。

現代社会において、これらの分野はますます重要性を増しており、STREAM教育はそれらの分野を融合することで、次世代のリーダーや創造性豊かな人材を育成することを目的としています。

STREAM(ストリーム)教育を行うメリットは?

STREAM(ストリーム)教育を行うメリットは、各要素を統合的に取り入れた教育を行う事で、頭をやわらかくし、現代社会の課題解決を行っていける人材を育てることです。

難しく解説すると、科学的思考力や数学的、技術的な能力だけでなく、情報の理解、批判的思考、表現力、想像力などを総合的に発展させることで、さまざまな分野の知識とスキルを組み合わせて問題解決を行う能力を養うことができるようになります。それを継続することで個々の独創的な創造性を高め、多角的な能力を引き出し、総合的な教養を育むことにつながります。

近年AI開発が飛躍的な進歩で進んでいます、これから先、人間に求められる事はおそらく今までの教育内容ではカバーできないものと思われます。英語は自動翻訳が出てきて通訳の必要性が薄くなるでしょうし、膨大な暗記科目(歴史等)等についてはAIに任せた方が確実ということになるでしょう。ただ、人間の文明を進化させていく為には人間の需要を把握して、それに合った供給が必要となります。様々な点の知識を繋げて、人間が求めている(求めようとしている)供給を創造する分野においてはAIでは代替えできないものと思います。

今後の教育内容としては普遍的な知識ばかりを頭に記憶させる教育から、様々な知識を応用させて問題解決を図る教育へと転換していくでしょう。

まとめ

現在はSTREAM(ストリーム)教育という呼び名となっていますが、名前の遷移をみると今後全く別の名称になっている可能性もあります。

学校の入試等で傾斜配点が用いられるなど、ある特定の教科に重点を用いて合否をつける時代ではありますが、子供も大人も総合的な学習もしておいた方が柔軟な思考ができる様にでしょう。

様々な分野の知識も頭に入れつつ、人それぞれの独自の強み(得意分野)を持ち、社会に少しでも役に立つ事が出来るようになりましょう。

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