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我が家で防災への準備を行う際に、長期間停電した場合の備えも必要だよねということで大容量ポータブル電源を検討しました。あればアウトドアでキャンプ・BBQ・川遊び等でも使えるとも考えたからです。最終的には持ち運びにやすいポータブル電源【Jackery】 (ジャクリ)というメーカーの『ポータブル電源 708』という製品を購入しました。その際に選んだ基準、運用方法、保管等について紹介します。
ポータブル電源とは
ポータブル電源とは、充電式の小型バッテリーで、USBやAC出力(家庭にあるコンセント)、シガーソケット(車の車内電源口)を備えていて、スマホやタブレット、ノートパソコンだけではなく、大容量の製品になると、電子レンジ、電子ポット、冷蔵庫、クーラーなど、様々な電子機器につないで動かすことができる、携帯用の電源装置です。
ポータブル電源は、アウトドア、急な停電、災害時の備えとして最近準備される方が増えています。基本的にはコンセントから充電しますが、太陽光発電パネルや車のシガーソケットから充電することもできる製品も多いです。
ポータブル電源は、大きさ、重量、出力容量、充電時間などが製品により異なるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。
中でも、容量については、蓄電したエネルギーを無駄なく使用できるのかも重要で、80%~90%位の出力があれば性能が高い製品と考えられます。
他の電源装置
ポータブル電源を購入する前に、他の電源装置についても検討したところ、モバイルバッテリーとインバーター発電機が考えられました。下にそれぞれの紹介を記載しましたが、モバイルバッテリーは容量が小さすぎ、出力もUSBのみが多く、家電製品を動かせません。インバーター発電機は発電時に廃棄ガスが出る為、室内での使用ができないので見送りました。
災害時には外部電力が得られず、ガソリン・灯油・ガス等の燃料も補充出来ない可能性が高いと考えられます。その為、太陽光パネルでポータブル電源を充電しようと考えました。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーとは、スマートフォンやタブレット、ポータブル音楽プレーヤー、ゲーム機などの携帯用電子機器を充電するための小型の充電式バッテリーです。
USBポートを備えていて、携帯用電子機器の充電に必要な電力を供給することが可能です。
モバイルバッテリー自体は、家のコンセント、小型の太陽光パネルから充電することができます。
インバーター発電機
インバーター発電機は、燃料としてガソリンや灯油、LPガスなどを使用し、内燃機関で回転することで発電します。交流電流で発電した電気を、コンバーターという機械で直流電流からキレイな交流電流に再変換し、電力を安定した波形で出力できる小型の発電機です。 大型の発電機と比較すると、発電量は小さいですが、重量が軽く、騒音も少なく、燃費も良くなり、安定した電力供給が可能になるため、出店やアウトドアキャンプや災害時などで使用されています。
ポータブル電源を選ぶ基準
ポータブル電源を選ぶ基準として、以下にあげたような項目を確認しておくことが重要です。
バッテリー容量・定格出力
ポータブル電源の容量は、使用する機器や充電する回数に合わせて検討しましょう。必要な容量を見積もり、それに合ったポータブル電源を選びましょう。
バッテリー容量・・・バッテリー容量は『Wh(ワットアワー)』という単位で表示され、1時間あたりどれくらいの出力が可能かがわかります。この数値が大きければ、多くの電力を供給でき、1000Whと表示されていたら、1000w使用する電化製品を1時間使用できます。
W(ワット)とは消費電力を表す単位です。
h(アワー)とは1時間という意味です。
例)1000Whの製品であれば、1000wの電化製品を1時間(h)使用できます。250wの電化製品であれば4時間使用できます。単体の電化製品のみを使用することはないかと思いますので、1000w製品を15分使用し、250w製品を3時間使用する等で必要量を見積もって下さい。
定格出力・・・安定して出力できる電力量のことです。電球を交換される際によく見る~w(ワット)という表記です。1000w使用するトースターを500wのポータブル電源で使用することはできません。トースターを500wで使用するか、ポータブル電源を1000w使用可能な製品を用意する必要があります。
バッテリー容量・定格出力は容量が多く、定格出力が大きい製品が望ましいですが、その分製品の価格・重量も上がります。皆さんのしたい事と予算とを照らし合わせて一番コストパフォーマンスの良い製品を選びましょう。
入力ポート(充電)
ポータブル電源に充電する為の充電口の事を入力ポートといいます。
コンセント、車のシガーソケット、ソーラーパネル、発電機から入力ポートに繋ぐことで充電することができます。
お出かけの前にはコンセントから充電して外出するのが良いですが、万一充電を忘れてしまっても車のシガーソケットからも充電できますので、目的地に着くまでの移動中に充電量を少しでも回復しておけます。また、ソーラーパネルも一緒に購入しておくことで、災害時やアウトドアの時に充電が可能となります。非常用として持っておく場合はソーラーパネルと同時購入しておくととても心強いです。
出力ポート(給電)
ポータブル電源から電気を使う場合に繋げる給電口の事を出力ポートといいます。
コンセント、USB、シガーソケット等の各種出力ポートとつなぐことでポータブル電源に合った電気機器を使用することができます。
ポータブル電源のポート数は、製品によって異なります。必要なポート数を確認し、それに合ったポータブル電源を選ぶことが大切です。
重量
ポータブル電源は持ち運ぶことが多い為、重量やサイズも重要な選択基準になります。
使用用途に合わせて容量と共に重量も検討しましょう。
安全性
ポータブル電源は電気製品であり、正しく使わなければ危険が伴いますので。安全性に配慮された製品を選ぶことが大切です。安全への配慮として一般社団法人防災安全協会の定める防災製品等推奨品認証や、電気用品安全法の基準に適合した電化製品にのみ掲示できるPSEマークを所得している製品を選ぶことが望ましいです。
近年リチウム電池の中でも最も安全性の高いリン酸鉄リチウム電池が開発され、対応する製品が増えています。
ポータブル電源には、主にリチウムイオン電池やリン酸鉄リチウム電池が使われています。それぞれの特徴を記載します。
リチウムイオン電池は、エネルギー密度が高い為、小型化が容易で、充放電効率が高く、長期間の保存が可能なため、スマートフォンやノートパソコンなどに広く使われています。また、急速充電が可能で、繰り返し充電ができるため、ポータブル電源にも多く採用されています。ただし、過充電や過放電、過熱などによる発火や爆発の危険があるため、正しい取り扱いが必要です。
リン酸鉄リチウム電池は、リチウムイオン電池に比べて安全性が高く、高温環境に強く、長期間の使用にも耐えられるとされています。また、リチウムイオン電池と比べて充電がやや遅く、重量・容量が大きいですが、寿命が長いため、長期間のアウトドア活動などに向いているとされています。
どちらの電池を選ぶかは、使用目的や環境に合わせて考える必要があります。持ち運びやすさや急速充電を重視する場合は、リチウムイオン電池がおすすめです。一方、安全性や長期間の使用を重視する場合は、リン酸鉄リチウム電池がが適しています。
保管方法
ポータブル電源は、正しく保管しなければ故障や事故の原因となることがあります。購入した時に入っている箱から出し、高温多湿を避け、風通しの良い場所に保管しておきましょう。以下に、ポータブル電源の保管方法を記載します。
温度管理:ポータブル電源は、高温・低温の環境下に長時間置かれると、内部の電池や回路に悪影響を及ぼすことがあります。使用しない場合は、比較的温度が一定の場所に保管するようにしましょう。
多湿を避ける:水分が入ると、ポータブル電源の電子部品が腐食を起こしたり、ショートしたりすることがあります。保管場所に湿気がある場合は、湿気を取り除く対策を行いましょう。
バッテリーの充電状態:長期間保管する場合は、バッテリーの充電状態に注意しましょう。80%~90%充電した状態で保管するのが望ましいです。また、定期的に充電を行うことで、バッテリーの寿命を延ばすことができます。たまに使用した方がいざという時に慌てずにすみます。
ソーラーパネルについて
ポータブル電源には、コンセントや車のシガーソケット等を使って充電する方法がありますが、ソーラーパネルを使って充電することもできます。
ソーラーパネルを使って充電する場合、大きさや性能によって、充電にかかる時間や充電量が異なるため、使用目的に合わせて検討しましょう。
ポータブル電源とセットで販売されている太陽光パネルや、ポータブル電源メーカーが推奨する太陽光パネルを使用することで、効率的な充電が可能になります。また、太陽光が当たらない場所では充電ができないため、使用環境に合わせて選びましょう。
ソーラーパネルを使った充電は、太陽光さえあれば電力を得られる為、アウトドアや非常時の備えに最適です。また、ポータブル電源とセットで持ち運びがしやすく、長時間の使用にも対応できますので、同時に購入しておくことをおすすめします。
結論
我が家では災害時に電子レンジを500wで少しと寒い時期なら電気毛布を一晩、暑い時期なら扇風機を一晩使える容量を目安に検討しました。
充電は電気が通っていない状況を想定し、200wのソーラーパネルと共に購入しました。
安全性の高いリン酸鉄リチウム電池を検討しましたが、防災時に晴れの日が続くとは限らないため、充電が少しでも早く、重量も軽いリチウムイオン電池の購入を決めました。
メーカーはJackery(ジャクリ)というアメリカのメーカーで、容量は予算と使用量を照らし合わせて『ポータブル電源 708』としました。
※読み方は『ジャック リー』ではないようです。
気になった方は下記より内容ご確認下さい。
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